格安SIMに乗り換えよう!手順や準備、何が必要?
最近使う人が増えてきた格安SIM。乗り換え手順や準備しておくと便利なことを調べてみました。
格安SIMに乗り換えよう!
知得!分析研究所 研究員のAです。
今ではほとんどの方が利用しているスマートフォン。ひとり一台といわず、複数台持っている人も多いですよね。1984年に携帯電話として発売され、世界基準のスマートフォンが2004年頃に日本に参入されて、もう少しで20年になろうとしています。2022年の普及率は99.1%でその大半の方がスマートフォンを使用しているそうです。
今ではたくさんの人が使用しているスマートフォン。そこで悩みとなるのが携帯電話の月々の使用料金。毎日使うもので、まして複数台持つとなると、少しでもお財布にやさしいと嬉しいですよね?
そこで!おすすめなのが、格安SIM。
豊富なプランの中から、自分に合ったプランを選ぶことができて、なによりも!!お財布にやさしい。
毎日使うものだから、お得に使いたいですよね?
でも乗り換えるためにはどうしたらいいの?
何が必要?
注意する点は?
そこで、こちらの報告書で格安SIMへ乗り換える手順や、準備しておくと便利なことを報告します。
格安SIMに乗り換えるために必要なものは?
まず最初に。
格安SIMへ乗り換える際に必要なもの、あったら便利・やっておくと良いものを紹介します。
乗り換えに必要なもの
乗り換えをする際に必須になるものです。格安SIMを利用する前に準備しておかないと、携帯電話が使えなくなったり、手続きの際スムーズにいかなくなります。しっかり準備しておきましょう。
SIMロック解除済みスマートフォン
まずは、スマートフォンの準備です。
androidスマートフォン、iPhoneは機種によってSIMロック解除が必要となります。
SIMロック解除が必要か、必要でないかはスマートフォンの設定画面から確認ができます。また、機種によってはSIMロック解除ができないスマートフォンもあります。その場合、使用しているスマートフォンでは乗り換えができないため、新しくスマートフォンを購入する必要があります。
SIMロック解除方法は、2通りあります。
1) キャリアショップで手続き 店舗で解除依頼する手続きをします。(有償)
2) インターネット上で手続き 専用のwebサイトにて手続きします。(無料)
MNP予約番号
現在契約している携帯会社から他社に乗り換える場合には、MNP(Mobile Number Portability)予約番号発行が必要です。
料金は無料で、電話でもwebでも取得できます。電話の場合は、それぞれの契約している携帯会社へ電話して発行してもらいます。
電話連絡先はお客様センターの番号がほとんどです。
取得時間はおおよそ、10~30分程度ですが、契約内容によっては、時間がかかる場合もあります。
MNP予約番号取得後の期限はおよそ2週間ほどですので、ご注意ください。
ただし、同系列会社への乗り換えの場合は発行が不要の場合もありますので、ご確認ください。
本人確認書類 (下のいずれか)
続いて必要なのが、本人確認書類です。
「身分証明証」と言われる方もいますが、正式では身分証です。
2000年代以降、「身分」という言葉について、身分制度と関連づけたり、社会的な序列を示す言葉と捉えたりして不快感を示す方もいるため、特にキャリアショップでは「本人確認書類」や「お名前とご住所の分かる公的なもの」などの言い方に変更しているところもあるようです。
1) 運転免許証、運転経歴証明書
2) 健康保険被保険者証+補助書類(おすすめは住民票)
3) 特別永住者証明書
4) 旅券(パスポート)
5) 住民基本台帳カード
6) 外国人登録証明書
7) 在留カード
8) 個人番号(マイナンバー)カード
※ 3)~7)については海外戸籍があった方が対象となります。
銀行口座(キャッシュカード)またはクレジットカード
そして重要なものが支払方法です。昨今、携帯電話の端末を購入する際、分割で購入する方が多いため、振込支払いを受け付けていないところが多いです。そのため支払元がわかるものが必須となります。
乗り換え先のSIM(eSIMの場合は不要)
インターネットで申し込んだ場合、郵送で届きます。
あったら便利なもの
乗り換え時にあったら便利なものです。もちろん不要の場合もあります。
SIMピン
使用している端末によってはSIMカードの差し替えをする際にSIMトレイを取り出すためのピンが必要となります。(eSIM利用の場合は不要です。)
マイクロSDカード
マイクロSDカード対応機種を利用している場合には、準備しておくと便利です。データの移行やバックアップなどに利用可能です。ただし、注意が必要なのは、端末メーカーによって使えないものもあります。
iPhoneはマイクロSDカードを差し込むスロットがないため基本非対応です。
やっておくと便利なもの
ID・パスワード(AppleIDやGoogleアカウント)
スムーズな乗り換えの際に大事になるのが、端末で使用しているアカウントのIDやパスワードです。
Googleのパスワード・Appleのパスワードは忘れてしまった場合変更ができますよ。
(Google)
googleのパスワード変更はgoogleアカウント→セキュリティ→Googleログインのパスワード→パスワード忘れたの順で進むと変更ができます。
(Apple)
iphoneまたはipadの場合、設定→一番上のアカウント→パスワードとセキュリティ→パスワード変更→画面ロックのパスコード入力→新しいパスワード変更の順で進むと変更ができます。
LINEでは、メールアドレス登録・パスワード・トークのバックアップのためのPINコード(数字6桁)を事前に設定しておく必要があります。トークのバックアップに関しては、以前はandroid⇔iphone(異なるOS)の間での移行は不可でした。
トーク履歴が消えた!など経験した方もいらっしゃるかと思います。
最近では、android⇔iphone(異なるOS)の間でも、両端末のLINEアプリが最新状態になっている場合、トーク履歴の移行が2週間前まで可能になりました。
IDやパスワードがわかると、データをバックアップしておくことで新しい端末を購入した際のデータ移行が楽になります。
格安SIMに乗り換える手順
乗り換えをする手順を報告します。
格安SIMと一緒にスマートフォンも一緒に買い替える方は、データのバックアップをしておく
格安SIMを契約する際に一緒にスマートフォンを買い換える予定の方は、データのバックアップをしておくことをお勧めします。格安SIMと一緒にスマートフォンを買い換えた場合は、SIM交換後、新しいスマートフォンへデータを移し替える。または戻す作業がありますね。
バックアップの方法は様々で、クラウドやマイクロSDカードなどがあります。
スマートフォンをそのまま使われる方でも、常日頃からバックアップしておくこともお勧めします。
MNP予約番号を取得
MNP(Mobile Number Portability)は、今まで使っていた契約会社ではない他社へ乗り換える際必須となります。
ただし、系列会社を利用する際は不要の場合もあります。
MNPの取得方法は簡単で、使用しているスマートフォンの契約先のお客様センターへ電話をして取得するか、My docomo・My au・My softbankなど、契約しているスマートフォンのwebサイトやアプリから取得ができます。
どちらも無料ですが、契約会社によっては即日発行のところもあれば、後日(2~3日や長いと2週間)になるところもあるようです。
また、有効期限があり、発行されてからおおよそ2週間ほどです。有効期限が切れてしまった場合は、再取得する必要があります。
契約したい格安SIM会社へ申し込みをする
いよいよ格安SIMの契約となります。
自分にあった格安SIMの申し込みは、インターネットや店舗などで行うことができます。
大型家電量販店などでも受け付けているところもあるようです。
インターネットで申し込みをした場合は、新しいSIMが自宅へ郵送されてくるようです。
大型家電量販店や店舗がある格安SIMの会社ではその場で契約となります。
届いたSIMを挿入してネットワーク(APN)設定をする
インターネットで申し込み、自宅にSIMカードが届いた場合、自分でSIMカードの差し替えを行います。SIMピンを使うスマートフォンもあれば、引き出して差し替えするスマートフォンもあります。
その際には、スマートフォンの電源はOFFにしておいてください。
SIMカードは小さいので、紛失・破損に注意です。また、SIMトレイに差し込むさい、向きの間違えや外れてしまいスマートフォン内に落としてしまうことがないように気を付けてくださいね。
SIMカードを差し込んだら、次はネットワーク設定、APN(Access Point Nam)の設定です。
androidスマホは入力のみで完了することがほとんどですが、iPhoneはネットワーク設定をする時、APNのダウンロードが必須になるのでwi-fiに繋いでおかなければ設定できません。ネット環境を準備してください。
wi-fi接続をOFF状態で動作確認をチェック
ネットワーク設定が完了したら、動作確認をしましょう。
電話が使えるか
インターネットに繋がるか
など、wi-fi接続をしていた場合はOFFにして確認しましょう。
万が一、電話が出来ない!インターネットに繋がらない!などトラブルが生じた場合は、契約先に問い合わせてみましょう。
データ移行しよう!
動作確認も終わり、スマートフォンが問題なく操作・動作することが確認出来たら、いよいよデータ移行をしましょう!
クラウドからバックアップを戻したり、マイクロSDカードからデータを戻したりしましょう。
LINEは回線1本に対して、ひとつしか利用が出来ないようなので、同じアカウントで2台のかけもち利用は出来かねます。(PC・タブレットでは使用できる場合もあります)
格安SIMにする時の注意点
ここまで乗り換えるための手順や、必要なもの、やっておくと便利な事などを紹介いたしました。が、ここで注意点です!!
1 iphoneで乗り換える際はwi-fiが必須!!
格安SIMに乗り換え時、iphoneの方はネットワーク設定時にダウンロードが必須になるため、wi-fi環境が必要になります。iphoneを利用する方はwi-fi環境のあるところで行ってくださいね。
2 キャリアメールが使えない?!
キャリアメールを使用している状態で格安SIMへ乗り換えをした場合、乗り換え完了時にそれまで利用していたキャリアは解約となるため、キャリアメールが使用できなくなります。
キャリアメールをアカウント登録に使用している場合、本人認証のメールが届かず、認証ができなくなる場合がありますので、乗り換え前に変更することをお勧めします。
※アカウントで使用するメールアドレス(Google・Apple・LINE等)は、キャリアメールアドレス(docomo.ne.jp au.com ezweb.ne.jp softbank.ne.jpなど)より、フリーアドレス(gmail・yahoo・outlook.comなど)をおすすめします。
3 キャリアで使用していたサービスが使えない?!
サブスクリプションや携帯電話使用プランで契約されていたのは、そのまま残る場合と解約になる場合があります。
例:amazon primeやNetflixなど自動解約されることもあります。
4 モバイルショップで購入した方は要注意?!
正規ショップや代理店などで携帯電話の契約ではなく、モバイルショップ(キャリアショップがまとめて一緒になっているようなお店)では、携帯の契約時にその店独自のオリジナルサブスクリプションを契約したままの場合があります。その際、ご自身でサブスクリプションの解約の手続きをしないと、そのままずっとサブスクリプション契約が残るため、格安SIMに変更したとしても料金が高い場合があります。一度ご契約内容の確認してみてくださいね。
※ 独自のサブスクリプションは支払方法が様々で、携帯電話料金と別になっている場合もあるかもしれません。キャリア決済に入っている場合もあります。
まとめ
格安SIMへの乗り換え方法や手続きに必要なこと、あったら便利、やっておくと便利なこと、そして注意点を報告いたしました。
一見難しそうな格安SIMへの乗り換えですが、今使用している携帯電話端末を継続使用して乗り換えるなら、簡単に変更できるようですね。
格安SIMの場合、手続きする際手伝ってくれるショップが少なく、その場で対応してくれる店員さんがいないため、電話での案内がほとんどです。手続き手順を忘れずに進めてくださいね。
それではまた、次の報告でお会いしましょう。