スマートフォンのバッテリー。なんでこんなに減るのが早いの?
そのスマートフォンの使い方、バッテリー減りが加速する原因になっているかも…
スマートフォンのバッテリーがみるみる減っていく!?
知得!分析研究所 研究員のKです。
今や日常生活に必需品のスマートフォン。
でも使っていると、バッテリーがみるみる減っていくご経験をされていると思います。
出かける時に満タンだったはずのバッテリーが帰宅する頃には一桁代だったり、
帰宅前に電池切れなんてことも、、、
モバイルバッテリーを使った(借りた)り、移動途中で充電できるカフェに寄り道なんて方も多いと思いますが、出かける際ケーブルや充電器を持つことで荷物もかさばるので、バッテリー長持ちする機種は魅力的ですよね。
ここではバッテリーがみるみる減っていく原因とその対処法について調べてみました。
バッテリーを消費するものはなに
さて、スマートフォンのバッテリーが減る代表的な原因はなんでしょうか?
理由として以下のものが考えられます。
- ディスプレイの明るさ
- 通信機能
- アプリケーションの使用頻度
- 生活環境
他にもあるかもしれませんが、主な理由を挙げてみました。
ではそれぞれの原因別に解説していきます。
スマートフォンのディスプレイ、長時間明るすぎない?
スマートフォンを使用する中で最もバッテリーを使うものは、ディスプレイといわれています。
液晶ディスプレイはその構造上、明るくすればするほどバッテリーを消耗します。
確かに画面を見るとき暗いと見づらいかもしれませんが、バッテリーの消耗を防ぐには、できる限り暗い方が良いですが、あまりに暗すぎるとさすがに見づらいので、こちらも注意が必要です。
おススメの画面の明るさは調整用ゲージの真ん中より少し下ぐらいです。
ブルーライト(画面から出るの光)も長時間使用するのも目が疲れますね。
一部の機種では、使用環境の明るさに対して自動的にディスプレイの明るさを設定してくれる機能が
ついているので、この機能を使って必要以上にバッテリーを消耗しないようにすることができます。
不要な通信していない?
そして、ディスプレイの次にバッテリーをよく使うものが通信機能です。
現在スマートフォンで使用する通信機能は、4G/5G(携帯会社のネットワーク)、Wi-Fi(無線LAN)、Bluetooth(周辺機器との無線接続機能)、GPS(位置情報システム)などがあげられます。
通信機能は皆さんいつでも使用してますよね。
例えば、webページの閲覧や、LINEやSNSでの会話、位置情報システムを使用してのゲームやお店探し、ワイヤレスイヤホンの使用が挙げられます。
使用しているアプリの通知機能も通信機能を使用する要因です。
また、導入したアプリケーションが広告表示のために通信を使うこともあるため、通信しないように設定するのもバッテリー節約に一役買うかもしれません。
使用していないアプリケーションやインターネットのページをたくさん起動していませんか?
長期間使用していないアプリをたくさん起動したままにしたり、インターネットのページ(タブ)が多数開きっぱなしになっていることで、
CPUと言われるスマートフォンを使うために必要な頭脳(人間でいるなら脳みそ)や、通信に負担をかけるため、その分バッテリーを多く消費します。
長期間使用していないアプリケーションやインターネットのページは、閉じておくのも一つの手です。
ただし、たくさんあるスマートフォンの機種の中でもiPhoneを使用している場合、頻繁にアプリを閉じておくことでバッテリー消費が早くなるという現象もあるようなのでiphoneの場合はあまりおススメしません。
あなたが居るその場所、異常に暑く(寒く)ない?
スマートフォンのバッテリーは、リチウムイオンバッテリーがほとんどだそうです。
このリチウムイオンバッテリーは、化学変化によって電気を生み出しているため、周りの環境によって生み出せる電気量が変わります。
一般的には、使用環境の気温が −20℃〜60℃までが利用範囲と言われていますが、使用する場所があまりにも暑かったり寒かったり、気温差が激しかったりすると、バッテリー内の化学変化が早く進み過ぎてしまったり、逆に進まないために、すぐにバッテリーがなくなってしまうことがあります。
(真夏の砂浜や真冬のスキー場でバッテリーが無くなりやすいのはこれが理由。)
使用する生活環境が極端だった場合、人間もそうですが機械にとっても負担が多くかかるようですね。
参考情報:Maxell リチウムイオン電池
おまけ)バッテリーの劣化進んでない?
長期間同じスマートフォン(バッテリー)を使っていると、充電できる容量や使用できる最大量が減ります。これはどんなに気をつけていても使っているうちに劣化します。
いつもと同じ充電時間で満タンになったのに、これまでよりも早くバッテリー切れになる場合は、バッテリー本体の劣化が進んでいることも考えられます。
スマートフォンの設定機能によってはバッテリーの劣化状態を表示しているものもありますので、ご自身の目で確認して、メーカー等に交換を依頼するのもよいかもしれません。
余談ですが、
Apple社のiPhoneはバッテリーが著しく劣化していることをシステムが認識した場合、交換をおススメするメッセージが表示されるようになっているようです。
まとめ
スマートフォンのバッテリーがなくなる要素は意外とあるので、
使い勝手とのトレードオフで何を行うか決めて、快適なスマホライフをお過ごしください。
それではまた、次の報告でお会いしましょう。