よく聞く「SIMカード」「eSIM」それって何?
携帯電話を使っているとよく聞く「SIMカード」「eSIM」について調べてみました。
SIMカードとはなにか
知得!分析研究所 研究員のKです。
最近、格安スマホに変える方が増えましたね。
その時によく聞く「SIMカード」。
この「SIMカード」についてなんのためのものかを調べてみました。
「SIMカード」を簡単に言ってしまえば、
外で携帯電話を使用するために必要なカード
のことです。
例えば、現在使用しているスマートフォンが故障した時に、
他のスマートフォンへSIMカードを差し替えることで
それまでと同じ様に使用することができるようになります。
(ただし、設定やデータの戻しが必要となります。)
SIMカードの種類
SIMカードはその形態から2種類に分けることができます。
物理SIM
物理的な端子(ICチップ)を持ったものです。
上記画像のように時期により複数のサイズがありますが、
2023年現在は「nanoSIM」サイズへ対応した機種が主流となっています。
eSIM
物理的な端子を持たないものです。
携帯電話内部に基本的な構造を持っており、
使用時に必要となる情報を端末に転送することで使用することができます。
物理SIM使用のメリット・デメリット
物理SIM使用のメリット
物理SIM使用のメリットとしては以下があります。
- 殆どのスマホが対応している
- 機種変更時はSIMカードの差し替えのみで完了する
物理SIM使用のデメリット
物理SIM使用のデメリットとしては以下があります。
- 契約完了後にSIMカードの郵送が必要となるので使用開始まで時間がかかること
- カードの抜き差しにより、カードに係る物理的な故障(端子不良)が発生しやすいこと
- nanoSIMは、データ保存に使用するmicroSDカードと形状が似ている上、端末内での配置場所が近いため使用時には注意が必要となること
eSIM使用のメリット・デメリット
eSIM使用のメリット
eSIM使用のメリットとしては以下があります。
- 利用者が望む場所とタイミングで契約と設定することが可能なこと
- SIMカードの差し替えが不要なこと
- 対応機種ならば、物理SIMとの併用で1台のスマートフォンに電話番号を2つもたせることができること
eSIM使用のデメリット
eSIM使用のデメリットとしては以下があります。
- 物理SIM対応機種に比べ、対応機種が限られること
- 契約対象プランがeSIMに対応しているか確認が必要となること
- 機種変更時にSIM再発行が必要となること
物理SIMとeSIM、組み合わせて使うといいことあるかも!?
物理SIMとeSIMの両方に対応する端末の場合、
両方のSIMを切り替えながら使うことができます。
これにより、片方は通話メインのSIM、
もう片方はデータ通信メインのSIMといった使い方ができます。
また、お得とは離れてしまいますが、片方のキャリアにて通信障害が発生した場合に、
即座にもう一つの回線へ切り替えるといったことで、連絡が取れないといった自体を
回避することもできます。
まとめ
物理SIMもeSIMもメリット・デメリットを見極めたうえで使ったり、
組み合わせて使ってみると、便利でお得な使い方が見つかるかもしれません。
それではまた、次の報告でお会いしましょう。